八反原に風さえてー


題:ハッタンバラ



通っていた高校の校歌にも出てくるぐらい高校時代には有名な所でした。

学校から自転車で10分ぐらいの所で、学校をちょっとサボるには最高の場所で、年に二回ぐらい死体が上がるので有名だったり、潮の流れが早くて遊泳禁止だったり。




でも結構裸になって泳いでましたよ。
一度、台風の前の日に泳いだ時は本当に沖から戻れなくなりそうになり、死にかけた事がありました。



普段から波が高く危険なのですが、その日は更に波が高く数メートル岸に近付くと後ろから大きな波が来てのみこまれて沖の方に引っ張られて、また同じぐらいの所から必死に泳ぐという作業を何回もして生還したという記憶があります。

高校の写真部員と3人で泳いでいたのですが、「今日は誰か死ぬかもしれない」と思いつつ、「俺はまだ死にたくないな」なんて思いながら。




高校の水泳部員も泳がないような危険な所だったのに、今考えるとよく泳いでました。

泳いだ後は学校のプールに夜になってから忍び込んで塩っぽい体を洗い流したりして。
その後は決って暗室に籠って朝までマージャンやってたり。



撮影当日はかなり穏やかでした。
昔はテトラポットなどなかったのですが、今はガッチリ隅から隅まで置いてありましたね。



高校生の時はここを撮ろうなんて思いもしなかったのに、今は「また撮ろう」なんて思ったりしています。




3年生のとき、この辺の住人から「学生がサボっている」という苦情?が学校側にきて、見回りに来た先生から逃げるのに延々この海岸を走った事がありました。

今の学生もここに来たりするのかな?



三沢達則[misawa@tk.xaxon.ne.jp]


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