HASSELBLAD 500C

不死の老兵



アシスタント時代に購入した生まれて初めてのハッセルブラッドです。
標準セットで168000円でした。当時を振り返るとこれでもかなり安かったような気がします。
買ったときは、嬉しくて嬉しくて。外に出るときは必ず持ち歩き、夜は抱いて寝ました。
今考えるとかなり奇特な状態だったと思います。

溺愛が災いしたのか、約2ヶ月でダウン。修理後、6ヶ月目にふたたびダウン。
その後もルーペの所の蓋の開きが悪くなったり、色々ありましたが昨年オーバーホールに出て再々復活!
もう引退かな?と、思ったりもしたのですが、先日仕事中にメインで使用している503CXを持ったまま転んでしまってあえなく病院送りとなり、突然の現役復帰となりました。今もサブのボディとして活躍中です。

さて本題です。ボディのつくりは良いのは当然なのですが、内面反射が強く光源を写し込んだり、逆光時にフードを付けなかったりすると、あっという間におばけが写ります。
まあこれは、気をつけていればよいんですが....

それと、フォーカスのスクリーンが交換できないのは、ちとキツイものがありますね。
目の悪い人などは、購入するのは止めておいた方がよいでしょう。

他にもこのセットに付いていたマガジンがフィルムを詰める時に目で確認するタイプなので、これもちと使うのが億劫になります。

既に骨董品の部類なんでしょうね。




三沢達則[shooter@mue.biglobe.ne.jp]


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